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2018年8月11日に、初めて富岡町で開催された音楽フェス。

一時は全町避難により、誰も住む人がいなくなった町ですが、避難指示が一部のエリアで解除され、商業施設のオープン、学校の再開、生活インフラも整備されつつあるなかで、“音楽のチカラ”で再生に突き進む環境を盛り上げたい!という想いを込め、『とみROCK』はスタートしました。

富岡町のことを知ってもらい、町が再生していく様子を『とみROCK』に毎年足を運んでもらうことで、実際に見て、感じてもらうのを目的のひとつとしています。

音楽を楽しむイベントを開催することで、“音楽のチカラ”が、この地に元気をもたらしてくれることを信じながら、原発事故による風評被害払拭の一環としても続けていきたいと考えています。

福島県浜通りの真ん中に位置する富岡町は、イチエフとニエフに挟まれています。

2011年の東日本大震災震災と福島第一原子力発電所の事故によって、避難指示区域となりました。

それから6年の、2017年4月1日に帰還困難区域を除いて避難指示が解除され、2018年の春には、学校の再開や医療センターの開所など、新たな町として少しずつ機能し始めました。

全国的にも有名な観光名所である「夜ノ森の桜のトンネル」は、約7割が帰還困難区域にあり、桜並木の途中は未だバリケードで分断されている状態ではありますが、近年は桜を見に来る観光客も徐々に増えてきています。

2017年「さくら祭り」と「夏祭り」が復活し、翌2018年には伝統行事である「麓山の火祭り」が復活するなど、季節の行事も行われるようになり、にぎわいを取り戻し始めています。

震災からの富岡町

2011年3月 東日本大震災および原発事故による影響で全町避難

2011年4月 全域が警戒区域に制定

2013年3月 警戒区域から「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」の3区域に再編

2017年4月 「帰還困難区域」を除いて避難指示解除